子育て支援は、これでよいのか?

いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
予告しておきながら、昨日は記事を更新できませんで申し訳ございませんでした。
勤め人の性で、多忙な時もありますのでご容赦願います。
また、昨日は「花」様から、拍手コメントで、このブログが検索エンジンにヒットしなくなったとの
情報をいただきました。
私はブックマークからアクセスしていますので、
検索エンジンの事は考えていませんでしたが、
そういえば、ブログを立ち上げて2日目くらいにYAHOOで
「鹿 沼市長選」で検索したところ、このブログがトップに表示されていました。
昨日同じように検索したところ、今度は全く表示されませんでした。
「何かの圧力か?」と、ご心配された方もいらっしゃるようですが、
今のところ、私のところには、「圧力」らしきものは、全くありません。
検索エンジンの件は私にも分かりませんので、
ご訪問くださる方には、ブッマークをお勧めします。
ちなみに、先ほどYAHOO検索したら、再びトップに表示されてました。
検索エンジンの仕組みって、よく分かりませんね。

さて、今回の話題ですが、
このところハード事業関係の話題が続いたので、ソフト事業の話もしておきたいと思います。
ソフト事業といってもたくさんあるのですが、今回は子育て対策事業について考えてみます。
鹿沼市では、市の目玉事業として、数年前から「第三子支援事業」を掲げています。
全国どこでも、少子高齢化と人口減に悩む時代ですので、
子育て支援策については、どの自治体でも政策を競っているようです。

鹿沼市でも、第三子を持つ家庭に対し、
市税の減免とか、住宅補助とか、教育資金援助とか
さまざまな支援策を打ち出しています。
その恩恵にあずかっている人も多いでしょう。
でも、なんで第三子事業ばかりなの?という疑問があります。

私自身、子育て真っ最中の父親でありますが、
我が家は3人も子供がいませんから、
鹿沼市の子育て支援のうち、恩恵にあずかれるのは非常に少ない分野に限られます。
また、支援策がほとんど「お金」というのは、なぜなのでしょうか?
確かに子育てにはお金がかかります。
少しでも援助があれば、助かることは事実です。
でも、親というものは、自分の子どものためならば、
他の出費を削ってでも、子どもにかけるものでしょう。私もそうです。
昔は多趣味な暮らしをして いましたが、今はそちらにかけるお金はほとんどありません。
それでも、子どもの成長ぶりを見ていると、不満になることはないものです。
(ときどき不満を感じることはありますけどね、そこまで人間が出来ていないので)

私自身が子育てをしていて、一番切実に感じたのは
「お金が欲しい」ではなく、具体的に手を差し伸べて欲しい、
そして子育てをする場所が欲しい、ということでした。
これまでの日本の福祉というものは、児童福祉にしても、高齢者福祉にしても、
「家庭」と「地域」に押し付けられてきたと思います。
高度経済成長を支えたサラリーマン世帯がそうであったように、
父親が外で働き、母親が家事・育児をする。
そして年老いた親を見るのも各家庭にゆだねられ、
そこからこ ぼれる分だけが、行政の仕事という考えでした。
企業が雇用を支えていた時代は、企業内福祉が、それを補ってきたと言う側面も見逃せません。

ところが現在は、こうした高度成長期の「モデル」が崩れています。
格差社会がすすむ中で、正規雇用者は減り続け、
パートや派遣労働者が急増しています。
企業は労働者の面倒を見なくなりました。
にもかかわらず、国は福祉を削り続けているのです。
安心して子どもを、生み育てられる社会ではなくなってきているのです。
このような状況で、出生率が高まるとは思えません。
現在、各自治体で競うように行われている「子育て支援」政策は、
こうした国の無策の穴埋めを させられていると言う側面も大きいと思います。

話を戻しますが、私自身が子育てをしていて一番足りないと思うのは、
子育ての「場」が無い、というものです。
「場」というのは、二つの意味があります。
ひとつは子供が過ごす「場」であり、
もうひとつは子育てをする親のための「場」です。

子供が小さいうちは、後者の方が必要性が高いと思います。
核家族化が進み、地域共同体が昔のように存在しなくなった現代は
上の世代の協力やアドバイスを受けることが、難しくなっています。
サラリーマン家庭で単身世帯であったりすると、
母親は突然現れた「子供」という「異生物」に戸惑い、
それでも愛おしく、懸命に育てようとします。
でも、回りにアドバイスをしてくれる人も手伝ってくれる人もいない。
そして育児ノイローゼになったり、育児放棄に至ったりすることもあります。
そこまでいかなくても、母親は一人で悩みを抱え込んでいることが多いのです。

私も、最初の子育てのときはそうでした。
妻は当時専業主婦でしたが、昼間はアパートの部屋に一人でこもって子供と過ごしていました。
「母親が育てて当たり前」
「誰もがやっていること」
というプレッシャーを受け続け、妻の心は痛んできました。
子供はかわいい、でも、それだけに突き放すこともできない。
そこがつらいのだと、いつも妻から言われました。
私も子育ては好きなのですが、当時は仕事柄、休日出勤も多く、
妻を一人にしてしまうことが多く、つらい思いをさせてしまったと思っています。

そんなとき、妻とよく話したのは、
公設の「育児センター」のようなものがあるといいよね、ということでした。
そこには、育児に悩む親のための相談員がいて、
子育てのアドバイスのほかに、悩む親のカウンセリングをしてくれる。
また、子どもを安全に遊ばせたり、他の親と交流をすることができる場所がある。
親が育児に疲れたときや急用のときは、一時的に子どもを預かってもらえる。
小児科医師も常駐していて、子どもの急病にも対応できる。
そんな場所があれば、安心して育児ができるのに、というものです。

阿部市長は、就任してまもなく、「開かれた市政」の政策として
「市政懇談会」を各地で開催するようになりました。
ちょうど私の地元にも来ることになり、私たちはその席で上記のような
育児支援策をお願いしようと思いました。
そして、発言することになった知人に頼んで、
育児支援として、上記のようなセンターの設置を訴えてもらいました、
ちょうど図書館の分館建設が計画されていたところだったので、
そこに併設すれば、子育て中の人たちの希望の場所にすることができると思いました。
しかし、意見は届きませんでした。

子どもが大きくなっていき、小学校に入学すると
妻も勤めに出るようになりました。
当然、学童保育への入所を申し込みました。
しかし、学校に併設された学童保育は、小学3年生までしか預かってもらえません。
その後は民間の保育園に移りました。
4年生にもなればひとりで留守番くらいできるだろう、と思われるかもしれません。
しかし、今の世の中は、私たちが子どものころのような、
子どもたちが、外でのびのびと遊べる環境は失われつつあります。
今市の事件以後は、ますます子どもにとって、住みずらい社会になっているような気がします。
子どもを安全に遊ばせる場所がほしい、これは切実な願いです。

「広報かぬま」2007年4月10日号に
「あなたの子育て応援します!」という記事が掲載されています。
「子育てにやさしいまちづくり条例制定の市」をうたい文句に、鹿沼市の子育て支援策が紹介されています。
 ・妊産婦への医療費、健康診査・不妊治療への助成
 ・児童手当給付
 ・第3子子育て家庭支援給付金
 ・子ども医療費助成
 ・子育て支援センター
 ・保育園・児童館(第3子以降保育料無料)
 ・幼稚園
 ・ファミリーサポートセンター
 ・学童保育
 ・ひとり親家庭支援(手当・給付金・医療費助成)
 ・企業内子育て環境アップ事業(支援金)
本当に、お金の話ばかりだと思いませんか?
これらが本当に育児に、子育てに悩む親の支援になるのでしょうか?
たとえば保育園の中身の充実はどうなんでしょうか?
聞くところによれば、鹿沼市の保育園の保育士さんは、
半分以上が臨時さんというではありませんか。
また、ある人に聞きましたが、
発達障害のあるお子さんが通う「あおば園」では、
正規の保育士さんが一人しかいないといいます。
いくらお金をばら撒いても、政策を遂行する側がこれでは、
多くを期待するのは難しいのではないでしょうか?

繰り返しますが、育児にはお金がかかりますから、
金銭的な支援は無いよりあったほうが良いと思います。
でも、それだけでは不十分です。
観光用のハコものに巨費をつぎ込むのであれば、
未来の鹿沼市を担う子どもたちのために、何か考えていただきたい

切に、そう願います。


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テーマ: 政治・地方自治・選挙 -  ジャンル: 政治・経済
by 佐渡ケ島  at 08:13 |  子育て・教育 |  comment (5)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

Author:佐渡ケ島
鹿沼生まれ、鹿沼育ち、
今はサラリーマンをしています。
未来を担う子供たちのために
ふるさとの未来を、少しでも良いものにするために
何ができるのか日々思案中です。
鹿沼の宝を未来へ!

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