2008/03/21
地産地消を考える
昨日は、お彼岸の中日
雨の中で墓参りを済ませた方も多かったかと思います。
休日はアクセス数が落ち気味ですが、
皆さん、休日は外での御用が多いのでしょう。
さて、今日は鹿沼の特産物について考えてみました。
鹿沼市では、数年前に「焼肉のまち」というキャンペーンを始めました。
「ギョーザ」の宇都宮
「ラーメン」の佐野
などに対抗し、「鹿沼も何か食文化のメッカにしたい」
という試みだったのでしょう。
でも、はっきり言って失敗だったと思います。
まだその旗を下ろしていないようですので(鹿沼市のHPにも載ってます)、
過去形で書くのは失礼かもしれませんが、どう見ても定着していません。
そろそろ撤退する時期かと思います。
そもそも何故鹿沼が「焼肉のまち」なのか、理解できません。
宇都宮のギョーザは、ひとり頭の消費量が日本一ということや、
ギョーザ専門店が非常に多いことなどからキャンペーンが始まり、
マスコミにも上手く乗って成功したようです。
佐野のラーメンは、昔からラーメン店が多く、
市民の食生活にもラーメンが定着しています。
(佐野出身の人に聞きましたが、あちらでは「外食」というと、まずはラーメンになるそうです)
それに対して、鹿沼市民は、そんなに焼肉を食べ ているのでしょうか?
聞くところによると、鹿沼市内のある肉牛生産農家が、
全国品評会で一位を受賞したのが、きっかけだったとか。
え〜それだけ?というのが正直な感想です。
鹿沼市HPに、阿部市長のあいさつ文が載っていますので、引用します。
「鹿沼市では、市内の和牛生産農家の長年の努力が実を結び、
共励会において日本一に輝くなど、良質の肉牛が生産されております。
これを街おこしの起爆剤として活用できないかと考え
「焼肉のまち かぬま」を発案しました。
「焼肉のまち かぬま」としたのは、
牛肉が最も市民の身近に食べてもらえる形態であると考え命名したものですが、
今後、良質な牛肉を多くの料理、お店で活用していただけるよう事業展開をし、
新たな食文化の創造を図ってまいりますので、みなさまのご支援、
ご協力をお願いいたします。
「焼肉のまち かぬま」推進協議会委員長
鹿沼市長 阿部 和夫」
宇都宮や佐野と根本的に違うのは、
まず焼肉が市民に定着している実態があって、
そこにキャンペーンを張ったのではなく、
実体が伴わない中、行政主導で行おうとしたのが実態のようです。
これでは広がりようがありません。
「食」でキャンペーンを張るのであれば
まずは、鹿沼の「食」の実態から考えていくべきだったと思います。
では、鹿沼の「食」の実態でいえば
蕎麦の方がぴったり来ます。
それほど蕎麦は私たちの暮らしに密接だと思います。
粟野町との合併で、そばの作付面積が県内一になったことを契機に、
市でも蕎麦について本格的に取り組もうと
「鹿沼そば振興会」を設立しました。
生産・流通・販売にいたる過程をひとつにまとめて振興していくようで、
これはなかなか良い政策だと思います。
ただ、販売で止まってしまっているのが惜しい。
消費者をも巻き込んでいくことが必要でしょう。
鹿沼の人は、外食や出前で蕎麦を食べることが多いようですが、
自分で蕎麦を打つ人もたくさんいます。
蕎麦内の趣味が高じて、プロになってしまった人もいるとか。
そこで、蕎麦を振興するのであれば、
プロ(生産・流通・販売)のための政策だけでなく、
消費者のための政策も進めてほしいものです。
具体的には、蕎麦打ち教室を開催するとか
家庭での蕎麦の消費を増やす方法を検討してみてはいかがでしょうか?
消費者の裾野を広げることで、消費も増えるはずです。
また、団塊世代を中心に、都会から田舎に移り住む人たちに対して、
蕎麦の栽培を指導するとかも良いでしょう。
要するに、地産地消の考えで行ってほしいのです。
地産地消とは、その地で取れた産物を、その地で消費するということです。
そもそも食の材料は、地元ですべて調達するのが当たり前でした。
それが、商品流通経済が発達するとともに、よその地でとれた食材や
よその地で加工された食材が、どんどん入ってくるようになり、
いまや地元の食材のほうが少ないような現状です。
そして、コストを削減することで価格を下げることの競争になり、
いつも間にか食の産地のことなど、気にされなくなってしまいました。
今では、産地を表示するのは「地域ブランド」のような「高級化」
と同義語のようになっています。
しかし、先日のギョーザ問題にも見られるように、
食はコストよりも、品質と安全性こそが
第一に考えられるべきではないでしょうか。
そのことから考えると、
地産地消を進めることは、
単に生産者のためだけではなく、
地元の消費者のためにもなると思います。
生産者の顔が見える商品、
それは、安全性への信頼にもつながります。
農産物の直売所なども、こうした取り組みの助けになるでしょう。
そして、もうひとつ注文したいのは、ふるさとの味の伝承です。
前回まで説明した地元学の考えでもありますが、
足元にある当たり前の味(食材・食事)を見つめなおし、
そこから鹿沼の特色となる宝が見つかるかもしれません。
そうしたことも、前向きに取り組みたいものです。
今回は、「焼肉」と「蕎麦」
この二つを比較して、地産地消について考えてみました。
皆さんのご意見もお待ちしています。
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雨の中で墓参りを済ませた方も多かったかと思います。
休日はアクセス数が落ち気味ですが、
皆さん、休日は外での御用が多いのでしょう。
さて、今日は鹿沼の特産物について考えてみました。
鹿沼市では、数年前に「焼肉のまち」というキャンペーンを始めました。
「ギョーザ」の宇都宮
「ラーメン」の佐野
などに対抗し、「鹿沼も何か食文化のメッカにしたい」
という試みだったのでしょう。
でも、はっきり言って失敗だったと思います。
まだその旗を下ろしていないようですので(鹿沼市のHPにも載ってます)、
過去形で書くのは失礼かもしれませんが、どう見ても定着していません。
そろそろ撤退する時期かと思います。
そもそも何故鹿沼が「焼肉のまち」なのか、理解できません。
宇都宮のギョーザは、ひとり頭の消費量が日本一ということや、
ギョーザ専門店が非常に多いことなどからキャンペーンが始まり、
マスコミにも上手く乗って成功したようです。
佐野のラーメンは、昔からラーメン店が多く、
市民の食生活にもラーメンが定着しています。
(佐野出身の人に聞きましたが、あちらでは「外食」というと、まずはラーメンになるそうです)
それに対して、鹿沼市民は、そんなに焼肉を食べ ているのでしょうか?
聞くところによると、鹿沼市内のある肉牛生産農家が、
全国品評会で一位を受賞したのが、きっかけだったとか。
え〜それだけ?というのが正直な感想です。
鹿沼市HPに、阿部市長のあいさつ文が載っていますので、引用します。
「鹿沼市では、市内の和牛生産農家の長年の努力が実を結び、
共励会において日本一に輝くなど、良質の肉牛が生産されております。
これを街おこしの起爆剤として活用できないかと考え
「焼肉のまち かぬま」を発案しました。
「焼肉のまち かぬま」としたのは、
牛肉が最も市民の身近に食べてもらえる形態であると考え命名したものですが、
今後、良質な牛肉を多くの料理、お店で活用していただけるよう事業展開をし、
新たな食文化の創造を図ってまいりますので、みなさまのご支援、
ご協力をお願いいたします。
「焼肉のまち かぬま」推進協議会委員長
鹿沼市長 阿部 和夫」
宇都宮や佐野と根本的に違うのは、
まず焼肉が市民に定着している実態があって、
そこにキャンペーンを張ったのではなく、
実体が伴わない中、行政主導で行おうとしたのが実態のようです。
これでは広がりようがありません。
「食」でキャンペーンを張るのであれば
まずは、鹿沼の「食」の実態から考えていくべきだったと思います。
では、鹿沼の「食」の実態でいえば
蕎麦の方がぴったり来ます。
それほど蕎麦は私たちの暮らしに密接だと思います。
粟野町との合併で、そばの作付面積が県内一になったことを契機に、
市でも蕎麦について本格的に取り組もうと
「鹿沼そば振興会」を設立しました。
生産・流通・販売にいたる過程をひとつにまとめて振興していくようで、
これはなかなか良い政策だと思います。
ただ、販売で止まってしまっているのが惜しい。
消費者をも巻き込んでいくことが必要でしょう。
鹿沼の人は、外食や出前で蕎麦を食べることが多いようですが、
自分で蕎麦を打つ人もたくさんいます。
蕎麦内の趣味が高じて、プロになってしまった人もいるとか。
そこで、蕎麦を振興するのであれば、
プロ(生産・流通・販売)のための政策だけでなく、
消費者のための政策も進めてほしいものです。
具体的には、蕎麦打ち教室を開催するとか
家庭での蕎麦の消費を増やす方法を検討してみてはいかがでしょうか?
消費者の裾野を広げることで、消費も増えるはずです。
また、団塊世代を中心に、都会から田舎に移り住む人たちに対して、
蕎麦の栽培を指導するとかも良いでしょう。
要するに、地産地消の考えで行ってほしいのです。
地産地消とは、その地で取れた産物を、その地で消費するということです。
そもそも食の材料は、地元ですべて調達するのが当たり前でした。
それが、商品流通経済が発達するとともに、よその地でとれた食材や
よその地で加工された食材が、どんどん入ってくるようになり、
いまや地元の食材のほうが少ないような現状です。
そして、コストを削減することで価格を下げることの競争になり、
いつも間にか食の産地のことなど、気にされなくなってしまいました。
今では、産地を表示するのは「地域ブランド」のような「高級化」
と同義語のようになっています。
しかし、先日のギョーザ問題にも見られるように、
食はコストよりも、品質と安全性こそが
第一に考えられるべきではないでしょうか。
そのことから考えると、
地産地消を進めることは、
単に生産者のためだけではなく、
地元の消費者のためにもなると思います。
生産者の顔が見える商品、
それは、安全性への信頼にもつながります。
農産物の直売所なども、こうした取り組みの助けになるでしょう。
そして、もうひとつ注文したいのは、ふるさとの味の伝承です。
前回まで説明した地元学の考えでもありますが、
足元にある当たり前の味(食材・食事)を見つめなおし、
そこから鹿沼の特色となる宝が見つかるかもしれません。
そうしたことも、前向きに取り組みたいものです。
今回は、「焼肉」と「蕎麦」
この二つを比較して、地産地消について考えてみました。
皆さんのご意見もお待ちしています。
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政治・地方自治・選挙 -
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