これまでのまとめー市長選の争点

ということで、まとめの記事を書きます。
選挙情勢についての分析は、こちらでどうぞ。

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-38.html

以下は、これまでの記事で取り上げた市長選挙の争点について整理し、
それぞれに関係する記事をリンクしておきますので、参照してください。

1.JR新駅設置について

 市長就任当初から「重点事業」として位置づけ、推進してきた阿部市長ですが、佐藤氏が無駄な大型公共事業の典型として中止を訴えたところ、「再度市民の意見を聞き、是非を問いたい」と、トーンダウンしてしまいました。これは、佐藤氏からの批判をかわすための「クリンチ作戦」と思われます。実際、阿部氏は「中止」とは一言も言っていませんし、3月に策定されたばかりの鹿沼市総合計画にも、「重点事業」として掲載されています。
 当ブログでは、最初の記事で計画の中止を訴えています。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-2.html


2.大型公共事業の是非について

 佐藤氏が、ハーベストセンターなど大型公共事業煮のゼロベースでの見直しを訴えたところ、阿部市長はこれまた「クリンチ作戦」で、「市民合意を得て進めます」と、トーンダウンさせました。しかし、中止とは言っていませんし、推進の立場に変わりは無いでしょう。また、当ブログで批判した、ジャスコ跡地の「新・鹿沼宿」(お祭り館など)については、阿部市長は「観光の目玉」として推進の立場をとっています。佐藤氏はこれについて直接の言及はありませんが、「屋台を数台並べたところで、観光バスが来るものではない」と、テレビ討論で述べていますから、見直す考えだと思います。
 当ブログでは、もちろんどちらの事業も、ゼロからの見直しを求めます。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-6.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-5.html


3.財政問題について

 今回の市長選挙で、両者の主張が最も対立している点です。阿部市長は「鹿沼市は健全財政である」と言い、佐藤氏は「危機的状態である」と主張します。しかし、阿部市長の主張する「実質公債費比率」の低さが、必ずしも財政状況の安心を意味しないことは、当ブログ記事でも指摘したとおりです。阿部市長が「安心」を主張する裏には、今後も大型公共事業を継続したい、という「本音」が隠れていると思います。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-33.html


4.産業振興について

阿部市長が、産業団地の造成と大手企業の誘致、観光施設の建設による活性化を訴えているのに対し、佐藤氏は地元・中小企業との意見交換や対話から、必要な政策を探ることを訴えています。佐藤氏の政策に、地に足が着いたものを感じます。


5.子育て支援策について

 阿部市長は、第3子対策事業の実績を強調しますが、佐藤氏は、第3子対策事業の意義は認めながらも、その事業の恩恵を受ける親が10人に1人程度しかいないことを指摘し、第1子からの支援を訴えます。そもそも、阿部市長が第3子にこだわるのは、鹿沼市の人口を増やしたいからで、そのことは何度も表明しています。しかし、現実に育児に携わっている親からは、子どもの数ではなく、育児のための場所や相談に関する要望が強く、佐藤氏も現場を視察して、そのことを痛感しているようです。佐藤氏の言う、相談機能を持ったセンターの設置に期待したいと思います。
(関連記事)
 http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-8.html


6.夏祭りとコミュニティ推進

 阿部市長は、自分で考案した鹿沼音頭を踊る夏祭りを、市の職員や関係団体を動員してまで続けてきましたが、佐藤氏が見直しを表明すると、「クリンチ作戦」で、一日に短縮すると表明しました。当ブログは、廃止が当然と思います。
 コミュニティ推進については、両者とも主張していますが、佐藤氏が市のコミュニティセンターの機能が市役所の出先機関に特化していることをとらえて、コミュニティ機能の構築を訴えていたのが印象的でした。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-3.html


7.「ナンバーワン」のまちづくりか、「オンリーワン」のまちづくりか

 阿部市長は、市長選の「マニフェスト」にも「暮らしやすさナンバーワンの元気なまち鹿沼」とうたっているように、ことあるごとに「一番」を強調します。たとえば、「まちの駅」の数が全国一番!といった具合です。しかし、「一番」を強調することで、何かメリットがあるのでしょうか?お国自慢を増やして、プライドを満足させることでしょうか?そのように他と比較してかぬまを評価するよりも、鹿沼ならではの特色を認識し、それを活かすべきではないでしょうか。
 佐藤氏は、テレビ討論会で、郷土の歴史や文化・自然などを市民が学習し、それを活かしたまちづくりを進めるべきだと主張しています。これは、当ブログで何度も紹介した「地元学」の発想です。そこからは、市民が自らのまちを知り、自らの手でまちづくり取り組むという、本当の意味での市民参加の行政が期待できます。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-12.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-13.html


8.開かれた市政について

 両者とも、「開かれた市政」を訴えていますが、その中身はだいぶ違います。阿部市長は、マニフェストで「市民の声に常に耳を傾け 市民とともにつくる 開かれた市政」が、政治信条だと表明しています。そして、市政モニター制度やパブリックコメントなどを実績として紹介し、今後は市民による提案制度や若人未来塾、移動市長室などを提案しています。しかし、意見や声は聞いても、形だけ聞くだけで、政策決定はワンマンで行ってきたのが、これまでの阿部市政ではなかったでしょうか。何より、政策の形成過程がさっぱり見えてこないのが問題です。
 これに対して佐藤氏は、「自治基本条例」の制定を掲げています。条例によって市民主体の行政であることを明確にし、市民参加を行政の義務としているのが注目されます。形だけではない、真の意味dの開かれた市政に期待したいと思います。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-9.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-19.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-39.html


9.ダムと水道の問題について

 阿部市長は、思川開発による南摩ダムを推進し、水道水にもダムによる表流水を使うことを明言してきました。ハーベストセンターも、ダム関連事業のひとつです。そして、このことによって、鹿沼市の水道料金が大幅に値上げになるにもかかわらず、今回の市長選では、この問題が争点から抜け落ちてしまっているのは、大変残念です。
 佐藤氏は、今回の市長選においては、この問題について言及していません。しかし、「鹿沼のダム」サイトの情報によると、佐藤氏は鹿沼の水道水は地下水で十分足りており、ダムによる表流水を使う必要は無い、ト考えているようです。とすれば、思川開発からの撤退表明に期待したいと思います。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-6.html

「鹿沼のダム」の関連記事
http://damhantaikanuma.web.infoseek.co.jp/Sonota/senkyoSoten.html


10.政治倫理の問題について

 これは、もちろんあの暴力団組長との「密会」問題に代表されるような、政治の「モラル」の問題についてです。何度も書いたので、繰り返しませんが、どれだけ「職員を守るためだった」と主張しようとも、小佐々さん事件の教訓を活かさず、鹿沼市の不当要求対応マニュアルを破ってまで、暴力団組長と密会したことは、大問題です。本来ならば、このことだけで、出馬を見合わせるべきでした。しかし、「(結果は)市民が(選挙で)決めること」と称して出馬したのですから、後は市民の投票という行動で、裁くしかありません。全国の市町村が注目しています。心して投票したいものです。
(関連記事)
http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-16.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-17.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-20.html


以上で主要な争点は終りです。
このほか、ごみと環境問題については、以下の記事を参考にしてください。

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-21.html

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-35.html

また、テレビ討論会で明らかになった争点の違いは、以下の記事でどうぞ

http://juntyan.blog46.fc2.com/blog-entry-40.html

これで、告示前の記事の更新は終了です。
長い間、ご支援ありがとうございました。
鹿沼市の未来を託す市長選ぶための貴重な1票を、どうか大切に使ってください。
それでは、投票日までしばしさようなら。


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テーマ: 政治・地方自治・選挙 -  ジャンル: 政治・経済
by 佐渡ケ島  at 01:10 |  選挙 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

Author:佐渡ケ島
鹿沼生まれ、鹿沼育ち、
今はサラリーマンをしています。
未来を担う子供たちのために
ふるさとの未来を、少しでも良いものにするために
何ができるのか日々思案中です。
鹿沼の宝を未来へ!

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