2008/06/11
「新・鹿沼宿」計画の見直しを求めます
昨日の記事でも触れましたが、市長選挙が終わっても、阿部市長の任期はまだ続いています。
任期切れは6月20日ですので、来週金曜日までは阿部市政が継続しているわけです。
といっても、政策的な会議や新規契約などは行えないため、市政は停滞しているようです。
ちなみに、佐藤新市長の初登庁は、23日(月)午前9時だそうです。
選挙前からごたごたしていた市議会のほうも、次の定例会の日程が決まりました。
鹿沼市のHPによると、7月定例市議会が、7月8日から始まるようです。
7月8日 本会議
16日(水)〜18日(金)本会議(一般質問)
23日(水)〜24日(木)常任委員会
28日(月) 本会議
佐藤新市長のデビュー議会となります。所信表明演説等も行われるはずですので、
注目していきたいと思います。
ところで、辞職勧告決議をされた小松議長は、今後どうなるのでしょうか?
政治倫理審査会のその後の動きも見えてきませんし、副議長も空席のままです。
そうした点での動向も、気になるところです。
情報が入り次第、報告したいと思います。
ということで、間もなく佐藤市政が始まるわけですが、
気になるのは、これまでの阿部市政と、どう政策を転換していくのか、についてです。
あれだけ激しい選挙戦を展開し、佐藤氏も阿部市政について批判をしてきたわけですから、
当然、大きな転換があるものと、誰もが期待するのは当然です。
しかし、本年度については、すでに阿部市長が策定した予算案に基づいて
市政の執行がスタートしているわけで、契約の関係などで、
いきなり報告転換ができないものもあると思います。
ですから、佐藤市政の特色がはっきり出てくるのは、来年度からになるでしょう。
といっても、JR新駅やハーベストセンター、そして夏祭りなど、
佐藤氏がはっきりと「中止」もしくは「見直し」を公約とした政策については、
以後の予算執行を停止し、直ちに見直しに着手すべきだとと思います。
そうした点については、しっかりと監視していく必要があるでしょう。
ということで、ようやく本題に入りますが、
今日のテーマはジャスコ跡地の活用、そして観光行政についてです
以前の記事「ジャスコ跡地利用に疑問あり」でも述べましたが、
ジャスコ跡地、あさひ銀行跡地、柳田商店跡地等に整備しようとしている
「新鹿沼宿」構想について、私は中心市街地の空洞化対策として、
観光施設を造ることは無駄ではないか、と疑問を呈しました。
すでにある施設に屋上屋を重ねるような屋台展示施設が不要なのはいうまでもありませんが、
そうした施設を中途半端に造ったところで、世界的観光地である日光を隣に控えた鹿沼に、
大量の観光客を誘致できるとは、とても考えられないからです。
また、新しく造った観光施設に訪れる客は、所詮は一過性のものです。
最初は物珍しさで多少は集まるでしょうが、リピーターを確保できるほどのものができるとは思えません。
となれば、すぐに閑古鳥が鳴くでしょうし、施設の維持管理を考えると、リスクが大きすぎます。
ですから、別の記事「中心市街地再生の鍵」で述べたように、
中心市街地には定住者を増やすようなまちづくりをするべきであり、
長い目で見れば、そのほうが商業活性化のためにも役に立つはずです。
定住者を増やすために、「新鹿沼宿」予定地で、どんな政策を展開すればよいのか、
真剣に考えるべきだと思います。
私なら、観光客向けでなく、定住者=市民のための文化施設と商業施設の複合施設を考えます。
同じ人を集めるのなら、物見遊山の人ではなく、
何代にもわたって訪れる定住者を集めなければ、すぐに行き詰まるでしょうから。
佐藤氏も、選挙戦で観光重視の経済政策を批判していました。
「テレビ討論会」でも「屋台を数台並べたところで、観光客がたくさん来るわけではない」
というようなことを述べていました。
ですから、新市長には「新鹿沼宿」構想の、根本的な見直しを期待します。
本年度の鹿沼市予算では、この計画の関連事業としては、
「旧あさひ銀行建物改修工事」に、5千万円が計上されています。
同建物は、「まちなか創造‘夢‘プラン」によると、
・観光案内所
・物産展示販売
・郷土の偉人顕彰
・市民活動拠点
などが設けられるようです。
基本的には観光施設として位置づけているようです。
ジャスコ跡地を駐車場にして、ここと柳田商店跡地に整備予定の屋台展示施設に
観光客を呼ぼうという計画のようですが、
これで大型バスが軒を連ねるような観光客が呼べる、と考えているのなら、
かなりおめでたい計画だと思います。
特に、あさひ銀行跡建物については、閑古鳥間違いなしでしょう。
ですから、この建物は、市民活動拠点施設を核に、地元市民のための施設として計画を練り直すべきです。
さらに気になるのは「偉人顕彰」です。
どのようなものを考えているのか不明ですが、
鹿沼市からは、全国的に著名な歴史的偉人は出ていませんから、
観光目的でこうした施設を設置しても、ほとんど集客効果は無いでしょう。
大河ドラマの主役を張るくらいの人物を「目玉」にする以外、
観光施設として「偉人」を利用するのは、無駄でしょう。
また、展示方法についてもよく分かりませんが、
パネル展示程度で済ませるのであれば、
すでに文化活動交流館に展示してあり、不要でしょう。
むしろ、郷土の先人の事跡やその歴史について取り上げるのであれば、
観光客にPRするのではなく、市民を対象にすべきと思います。
単に展示をするだけではなく、博物館等で専門の学芸員にその事跡について研究させ、
成果を、企画展や図録などの形で発表するのです。
市民は郷土の「資源」のひとつとして、先人の偉業を学ぶことができ、
そこからまちづくりのヒントも生まれるでしょう。
要は「地元学」の発想で考えるべきです。
ちなみに、お隣の壬生町では、歴史民俗資料館で郷土の先人達の業績を研究し、
毎年企画展示をして市民に成果を発表しています。
その中から、壬生藩の蘭学者たちの業績が明らかになり、
「蘭学通り」のまちづくりなどに活かされています。
鹿沼市でも、この姿勢を見習うべきでしょう。
中途半端な観光客向けの「偉人展示」なら、はっきり言って不要です。
あさひ銀行跡地の整備計画の「偉人顕彰施設」は、取りやめるべきです。
とにかく
「新・鹿沼宿」整備計画は、全面的に見直すべきです。
佐藤新市長の決断に期待します。
以上のように、中心市街地拠点について、再度まとめてみました。
どのような整備なら、市民のためになるのか、みんなで考えてみませんか。
ご意見をお待ちしています。
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任期切れは6月20日ですので、来週金曜日までは阿部市政が継続しているわけです。
といっても、政策的な会議や新規契約などは行えないため、市政は停滞しているようです。
ちなみに、佐藤新市長の初登庁は、23日(月)午前9時だそうです。
選挙前からごたごたしていた市議会のほうも、次の定例会の日程が決まりました。
鹿沼市のHPによると、7月定例市議会が、7月8日から始まるようです。
7月8日 本会議
16日(水)〜18日(金)本会議(一般質問)
23日(水)〜24日(木)常任委員会
28日(月) 本会議
佐藤新市長のデビュー議会となります。所信表明演説等も行われるはずですので、
注目していきたいと思います。
ところで、辞職勧告決議をされた小松議長は、今後どうなるのでしょうか?
政治倫理審査会のその後の動きも見えてきませんし、副議長も空席のままです。
そうした点での動向も、気になるところです。
情報が入り次第、報告したいと思います。
ということで、間もなく佐藤市政が始まるわけですが、
気になるのは、これまでの阿部市政と、どう政策を転換していくのか、についてです。
あれだけ激しい選挙戦を展開し、佐藤氏も阿部市政について批判をしてきたわけですから、
当然、大きな転換があるものと、誰もが期待するのは当然です。
しかし、本年度については、すでに阿部市長が策定した予算案に基づいて
市政の執行がスタートしているわけで、契約の関係などで、
いきなり報告転換ができないものもあると思います。
ですから、佐藤市政の特色がはっきり出てくるのは、来年度からになるでしょう。
といっても、JR新駅やハーベストセンター、そして夏祭りなど、
佐藤氏がはっきりと「中止」もしくは「見直し」を公約とした政策については、
以後の予算執行を停止し、直ちに見直しに着手すべきだとと思います。
そうした点については、しっかりと監視していく必要があるでしょう。
ということで、ようやく本題に入りますが、
今日のテーマはジャスコ跡地の活用、そして観光行政についてです
以前の記事「ジャスコ跡地利用に疑問あり」でも述べましたが、
ジャスコ跡地、あさひ銀行跡地、柳田商店跡地等に整備しようとしている
「新鹿沼宿」構想について、私は中心市街地の空洞化対策として、
観光施設を造ることは無駄ではないか、と疑問を呈しました。
すでにある施設に屋上屋を重ねるような屋台展示施設が不要なのはいうまでもありませんが、
そうした施設を中途半端に造ったところで、世界的観光地である日光を隣に控えた鹿沼に、
大量の観光客を誘致できるとは、とても考えられないからです。
また、新しく造った観光施設に訪れる客は、所詮は一過性のものです。
最初は物珍しさで多少は集まるでしょうが、リピーターを確保できるほどのものができるとは思えません。
となれば、すぐに閑古鳥が鳴くでしょうし、施設の維持管理を考えると、リスクが大きすぎます。
ですから、別の記事「中心市街地再生の鍵」で述べたように、
中心市街地には定住者を増やすようなまちづくりをするべきであり、
長い目で見れば、そのほうが商業活性化のためにも役に立つはずです。
定住者を増やすために、「新鹿沼宿」予定地で、どんな政策を展開すればよいのか、
真剣に考えるべきだと思います。
私なら、観光客向けでなく、定住者=市民のための文化施設と商業施設の複合施設を考えます。
同じ人を集めるのなら、物見遊山の人ではなく、
何代にもわたって訪れる定住者を集めなければ、すぐに行き詰まるでしょうから。
佐藤氏も、選挙戦で観光重視の経済政策を批判していました。
「テレビ討論会」でも「屋台を数台並べたところで、観光客がたくさん来るわけではない」
というようなことを述べていました。
ですから、新市長には「新鹿沼宿」構想の、根本的な見直しを期待します。
本年度の鹿沼市予算では、この計画の関連事業としては、
「旧あさひ銀行建物改修工事」に、5千万円が計上されています。
同建物は、「まちなか創造‘夢‘プラン」によると、
・観光案内所
・物産展示販売
・郷土の偉人顕彰
・市民活動拠点
などが設けられるようです。
基本的には観光施設として位置づけているようです。
ジャスコ跡地を駐車場にして、ここと柳田商店跡地に整備予定の屋台展示施設に
観光客を呼ぼうという計画のようですが、
これで大型バスが軒を連ねるような観光客が呼べる、と考えているのなら、
かなりおめでたい計画だと思います。
特に、あさひ銀行跡建物については、閑古鳥間違いなしでしょう。
ですから、この建物は、市民活動拠点施設を核に、地元市民のための施設として計画を練り直すべきです。
さらに気になるのは「偉人顕彰」です。
どのようなものを考えているのか不明ですが、
鹿沼市からは、全国的に著名な歴史的偉人は出ていませんから、
観光目的でこうした施設を設置しても、ほとんど集客効果は無いでしょう。
大河ドラマの主役を張るくらいの人物を「目玉」にする以外、
観光施設として「偉人」を利用するのは、無駄でしょう。
また、展示方法についてもよく分かりませんが、
パネル展示程度で済ませるのであれば、
すでに文化活動交流館に展示してあり、不要でしょう。
むしろ、郷土の先人の事跡やその歴史について取り上げるのであれば、
観光客にPRするのではなく、市民を対象にすべきと思います。
単に展示をするだけではなく、博物館等で専門の学芸員にその事跡について研究させ、
成果を、企画展や図録などの形で発表するのです。
市民は郷土の「資源」のひとつとして、先人の偉業を学ぶことができ、
そこからまちづくりのヒントも生まれるでしょう。
要は「地元学」の発想で考えるべきです。
ちなみに、お隣の壬生町では、歴史民俗資料館で郷土の先人達の業績を研究し、
毎年企画展示をして市民に成果を発表しています。
その中から、壬生藩の蘭学者たちの業績が明らかになり、
「蘭学通り」のまちづくりなどに活かされています。
鹿沼市でも、この姿勢を見習うべきでしょう。
中途半端な観光客向けの「偉人展示」なら、はっきり言って不要です。
あさひ銀行跡地の整備計画の「偉人顕彰施設」は、取りやめるべきです。
とにかく
「新・鹿沼宿」整備計画は、全面的に見直すべきです。
佐藤新市長の決断に期待します。
以上のように、中心市街地拠点について、再度まとめてみました。
どのような整備なら、市民のためになるのか、みんなで考えてみませんか。
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