2008/03/07
ジャスコ跡地利用に疑問あり
昨日のエントリーは、閑話休題だったため、あまり拍手をいただけませんでした。
にもかかわらず、ご訪問いただいた皆様に感謝申し上げます。
今日から通常ペースに戻します。
現在、中心市街地の真ん中にあったジャスコ跡の撤去工事が行われています。
先日そばを通ったときに見たら、もうほとんど壊されて、平らに近くなっていました。
閉店から10年以上を経て、中心部空洞化の象徴のようになっていた建物が
ようやく姿を消そうとしています。
ところで、ジャスコ跡地を鹿沼市が、どのように利用しようとしているのかご存知ですか?
意外と知られていないようですが、すでに計画はできているのです。
それが、平成17年4月に策定された「まちなか創造‘夢‘プラン」というものです。
※計画書は、図書館や市役所で誰でも閲覧できます。
この計画書を読むと、ジャスコ跡地だけでなく、柳田商店跡地、あさひ銀行跡を中心に
あらたに「新・鹿沼宿」と呼ばれる拠点施設を整備し、
今宮神社や中央小学校を含む周辺地域も合わせて「道の駅」のようなゾーンを整備するようです。
具体的には、大型バスの止まれる駐車場、
イベントの行える広場、
そして祭りや屋台をPRする観光施設
というのが整備の内容です。
本日の「下野新聞」によると、昨日の市議会本会議での質問に対する答弁で
複数の屋台を展示するとともに、新たに屋台を作って祭りを疑似体験できる企画を考えているようです。
要するに、観光施設を考えているわけですね。
しかし、中心部に今、観光施設は必要なのでしょうか?
第一、観光の目玉が屋台と祭りということですが、
屋台の展示施設なら、すでに4箇所も整備されています。
・木のふるさと伝統工芸館(石橋町屋台)
・仲町屋台公園(仲町屋台)
・屋台のまち中央公園(銀座1丁目・同2丁目・久保町屋台)
・文化活動交流館(2台の屋台を交代展示)
このうち屋台のまち中央公園には、秋祭りについて映像や資料で説明する施設もあり、
これから作ろうとしている施設と、だぶる部分が大きいように感じます。
さらに同じような施設を作る意味は、いったい何でしょうか?
今宮神社の秋祭りと屋台をまちづくりに活用しようという政策は、
もう20年も前から行われています。
市街地空洞化のなかで縮小されていたお祭りを再興し、
屋台の文化財的なすばらしさと、お祭りの伝統の保存、
そうしたことを通じて鹿沼の歴史と文化を再認識し、
活性化につなげようという構想は、すばらしいものがあったと思います。
実際、関係者の努力(市だけではない、むしろ民間の努力が大きかったと思います)で、
秋祭りは国の重要無形民俗文化財に指定され、
全国的な祭りとして認定されました。
しかし、この間の市の政策のほうは、単に屋台を観光客にPRしようという試みを、
行き当たりばったりに行ってきただけにしか見えません。
その象徴が、ばらばらに点在する屋台展示施設しょう。
もし、本気で全国から観光客を呼びたかったのであれば、
文化財指定の屋台14台を一堂に集めるくらいの施設でなければ、
アピール効果は望めなかったと思います。
それができないのであれば、屋台と祭りの活用は、観光向けではなく、
もっと別の視点から考えるべきであったと思います。
ですから、計画にある「新・鹿沼宿」が、仮に実現できたとしても、
観光客が大挙して訪れるようにはならないと思います。
アピール効果があまりにも低すぎます。
考えてみてください。
あなたがもし、旅行会社の営業マンだったとしたら、
「新・鹿沼宿」を観光するツアーを組みたいと思いますか?
鹿沼の隣には、世界遺産である日光が控えています。
また、不況でだいぶさびれているようですが、
それでも関東有数の温泉地である鬼怒川や川治・塩原温泉もあります。
南には「蔵の街」の栃木
そのほか世界遺産を目指す足利
陶器の街である益子
こうした県内の観光先進地と比べると、
「新・鹿沼宿」を整備したとしても、鹿沼の観光イメージは良くありません。
鹿沼市を訪れる他所の人で、多くを占めるのは、
ゴルフ客と古峰ヶ原詣での人たちでしょう。
でも、そうした人たちは、バスや自家用車で現地に直行し、
ほかのところには寄りません。
「新・鹿沼宿」ができたとしても、古峰ヶ原や日光へ向かうバス客の
トイレ休憩所くらいにしかならないのではないでしょうか?
その際に、お土産品を少しは買うかもしれませんが…
また、旅行会社などに頼らずとも、自分の足で各地を旅する人も増えています。
そうした旅人は、必ずしも豪華な観光施設を求めているわけではありません。
旅する中で見つけた懐かしい風景や、その土地ならではの味わい、
さりげない日常風景などを求めて旅をしているのです。
ですから、そうした人は、観光向けに展示された屋台よりも、
まちなかの懐かしい建物や店先などに惹かれるはずです。
はっきり言いましょう。
もう、観光客を集めようという市政は、やめませんか?
いくら観光施設を整備したところで、大手資本による大型のテーマパークには勝てません。
また、一過性の観光客が一時的に集まったとしても、それだけのことです。
それよりは、鹿沼に定住する人のための政策を行っていただきたいと思います。
さきほど、屋台と祭りをまちづくりに活用する構想は「すばらしい」と書きましたが、
それは、鹿沼に住んでいる人が、自分のまちの持つすばらしいものを再発見し、
それをまちづくりに活かす道を自らが考えるきっかけになれば、と思うからです。
屋台や祭りに限らず、鹿沼にはすばらしい自然や歴史・文化・産業があります。
それらの価値を市民自らが再発見し、どう活かしていくか、それがまちづくりの鍵だと思うのです。
ですから、「屋台の活用=観光施策」としか考えられない今の市政には、
本当にがっかりしてしまいます。
鹿沼市が本当に大切にしなければならないのは、定住者と
そして自分の足で旅する人にも、安らぎを与えられるようなまちづくりです。
ジャスコ跡地の活用は、定住者のための施設もしくは政策であってほしい
心からそう望みます。
皆さんのご意見をお待ちしています。
ブログランキングに参加しました
↓ よろしければクリックしてください
FC2 Blog Ranking
にもかかわらず、ご訪問いただいた皆様に感謝申し上げます。
今日から通常ペースに戻します。
現在、中心市街地の真ん中にあったジャスコ跡の撤去工事が行われています。
先日そばを通ったときに見たら、もうほとんど壊されて、平らに近くなっていました。
閉店から10年以上を経て、中心部空洞化の象徴のようになっていた建物が
ようやく姿を消そうとしています。
ところで、ジャスコ跡地を鹿沼市が、どのように利用しようとしているのかご存知ですか?
意外と知られていないようですが、すでに計画はできているのです。
それが、平成17年4月に策定された「まちなか創造‘夢‘プラン」というものです。
※計画書は、図書館や市役所で誰でも閲覧できます。
この計画書を読むと、ジャスコ跡地だけでなく、柳田商店跡地、あさひ銀行跡を中心に
あらたに「新・鹿沼宿」と呼ばれる拠点施設を整備し、
今宮神社や中央小学校を含む周辺地域も合わせて「道の駅」のようなゾーンを整備するようです。
具体的には、大型バスの止まれる駐車場、
イベントの行える広場、
そして祭りや屋台をPRする観光施設
というのが整備の内容です。
本日の「下野新聞」によると、昨日の市議会本会議での質問に対する答弁で
複数の屋台を展示するとともに、新たに屋台を作って祭りを疑似体験できる企画を考えているようです。
要するに、観光施設を考えているわけですね。
しかし、中心部に今、観光施設は必要なのでしょうか?
第一、観光の目玉が屋台と祭りということですが、
屋台の展示施設なら、すでに4箇所も整備されています。
・木のふるさと伝統工芸館(石橋町屋台)
・仲町屋台公園(仲町屋台)
・屋台のまち中央公園(銀座1丁目・同2丁目・久保町屋台)
・文化活動交流館(2台の屋台を交代展示)
このうち屋台のまち中央公園には、秋祭りについて映像や資料で説明する施設もあり、
これから作ろうとしている施設と、だぶる部分が大きいように感じます。
さらに同じような施設を作る意味は、いったい何でしょうか?
今宮神社の秋祭りと屋台をまちづくりに活用しようという政策は、
もう20年も前から行われています。
市街地空洞化のなかで縮小されていたお祭りを再興し、
屋台の文化財的なすばらしさと、お祭りの伝統の保存、
そうしたことを通じて鹿沼の歴史と文化を再認識し、
活性化につなげようという構想は、すばらしいものがあったと思います。
実際、関係者の努力(市だけではない、むしろ民間の努力が大きかったと思います)で、
秋祭りは国の重要無形民俗文化財に指定され、
全国的な祭りとして認定されました。
しかし、この間の市の政策のほうは、単に屋台を観光客にPRしようという試みを、
行き当たりばったりに行ってきただけにしか見えません。
その象徴が、ばらばらに点在する屋台展示施設しょう。
もし、本気で全国から観光客を呼びたかったのであれば、
文化財指定の屋台14台を一堂に集めるくらいの施設でなければ、
アピール効果は望めなかったと思います。
それができないのであれば、屋台と祭りの活用は、観光向けではなく、
もっと別の視点から考えるべきであったと思います。
ですから、計画にある「新・鹿沼宿」が、仮に実現できたとしても、
観光客が大挙して訪れるようにはならないと思います。
アピール効果があまりにも低すぎます。
考えてみてください。
あなたがもし、旅行会社の営業マンだったとしたら、
「新・鹿沼宿」を観光するツアーを組みたいと思いますか?
鹿沼の隣には、世界遺産である日光が控えています。
また、不況でだいぶさびれているようですが、
それでも関東有数の温泉地である鬼怒川や川治・塩原温泉もあります。
南には「蔵の街」の栃木
そのほか世界遺産を目指す足利
陶器の街である益子
こうした県内の観光先進地と比べると、
「新・鹿沼宿」を整備したとしても、鹿沼の観光イメージは良くありません。
鹿沼市を訪れる他所の人で、多くを占めるのは、
ゴルフ客と古峰ヶ原詣での人たちでしょう。
でも、そうした人たちは、バスや自家用車で現地に直行し、
ほかのところには寄りません。
「新・鹿沼宿」ができたとしても、古峰ヶ原や日光へ向かうバス客の
トイレ休憩所くらいにしかならないのではないでしょうか?
その際に、お土産品を少しは買うかもしれませんが…
また、旅行会社などに頼らずとも、自分の足で各地を旅する人も増えています。
そうした旅人は、必ずしも豪華な観光施設を求めているわけではありません。
旅する中で見つけた懐かしい風景や、その土地ならではの味わい、
さりげない日常風景などを求めて旅をしているのです。
ですから、そうした人は、観光向けに展示された屋台よりも、
まちなかの懐かしい建物や店先などに惹かれるはずです。
はっきり言いましょう。
もう、観光客を集めようという市政は、やめませんか?
いくら観光施設を整備したところで、大手資本による大型のテーマパークには勝てません。
また、一過性の観光客が一時的に集まったとしても、それだけのことです。
それよりは、鹿沼に定住する人のための政策を行っていただきたいと思います。
さきほど、屋台と祭りをまちづくりに活用する構想は「すばらしい」と書きましたが、
それは、鹿沼に住んでいる人が、自分のまちの持つすばらしいものを再発見し、
それをまちづくりに活かす道を自らが考えるきっかけになれば、と思うからです。
屋台や祭りに限らず、鹿沼にはすばらしい自然や歴史・文化・産業があります。
それらの価値を市民自らが再発見し、どう活かしていくか、それがまちづくりの鍵だと思うのです。
ですから、「屋台の活用=観光施策」としか考えられない今の市政には、
本当にがっかりしてしまいます。
鹿沼市が本当に大切にしなければならないのは、定住者と
そして自分の足で旅する人にも、安らぎを与えられるようなまちづくりです。
ジャスコ跡地の活用は、定住者のための施設もしくは政策であってほしい
心からそう望みます。
皆さんのご意見をお待ちしています。
ブログランキングに参加しました
↓ よろしければクリックしてください
FC2 Blog Ranking
テーマ:
政治・地方自治・選挙 -
ジャンル:
政治・経済




向こうは街中をトラムが頻繁に行き来しています、将来は日本もそのようなシステムを取り入れるのではないかと思います。最悪の場合LRTが実現しないにせよバスのセントラルステーションとして機能し市民の広場として作っておけばいつでも必要なときにイベントに広場を使えますし、何より広場なので作るコストが箱物に比べてかかりません。これであの祭り好きな市長も大満足ですね、苦笑。
ハウプト広場の様子
http://homepage2.nifty.com/mshsw/new_page_184.htm
http://europe123.fc2web.com/travels/austria/a_linz.htm
ポートランド
http://www.id-core.co.jp/tokiPortland.html
http://www.senmaike.net/racda_t/report/portland01.html
鹿沼市民さんへ
鹿沼は古い宿場町で、路地のつくりや町並みなどに、とても個性的な物を持っていると
私も思っています。でも、古いものはどんどん壊され、道路を広げるばかりの「再開発」は
街の個性を殺しているように思えて残念です。
「広場」の機能を再認識することは、とても大切だと思います。
参考に、こんなサイトもありますよ。
鹿沼のまちづくりを真面目に考えている若者が運営しています。
↓
http://kanuma123.exblog.jp/
http://homepage3.nifty.com/kaa_web/
鹿沼の旧市街は裏路地が多くてよく昔、缶蹴りやもんじ焼きを食べに細い路地を縦横無尽に駆け抜けておりました。笑 今では相当なくなってしまっていますね。これからの時代はそれらのものを破壊するのではなくその鹿沼の懐かしい雰囲気、特徴を保存して維持して行ったほうがよっぽど鹿沼の財産になると思うのですが、そうすれば映画の撮影などで利用されるかもしれません。あの映画隣のトトロは全部ではないですが聞いた話では宮崎駿監督が疎開していた時の鹿沼の体験も描写に関係したそうです。それと仲町の屋台展示館の隣の黒漆喰の蔵が破壊されるのをただ見ているしかありませんでした、あの建物は保存しておくべきだったと思います。破壊された建物はもう戻りませんし一度解体すれば雰囲気や歴史は再生できません。
また海外の話で申し訳ありませんが、北米は歴史が日本に比べて浅いので百年以上たった建築には町から保存するように指導され補助金がでます。玄関にはその折のプレートが掲げられてその建築物の歴史が簡素に書かれます。そして唯保存されるのではなくそこには人が住んで現役で利用されます。鹿沼市も唯古いものを破壊していくのではなく良いものは保存して次世代に残していくべきだと思います。それはあたかも貯金をして次世代にその貯金と利子を残す事と同じ事だと思います。それからもし誰も人が済まない様であればユースホステルなどにして利用していけばいいと思います、海外では古い建物を維持しながらユースホステルにし旅人に提供してその利益で維持管理している所もあります。
あまりいい写真が見つかりませんでしたが。
http://www.boo.com/winnipeg/hostels/hi-winnipeg_ivey_house_hostel
http://www.hihostels.com/dba/hostels-HI---Halifax-011008.en.htm
http://www.ezhostelfinder.com/attach/1/6735904879.jpg
http://www.geograph.org.uk/photo/5460
それから上空からのハウプト広場の様子も。便利になりました。
http://maps.google.co.jp/
でHauptplatz linzと入れて検索してください上空から見れます。
ここからの引用ですが。
ポートランドでの促進策をまとめると
1. 決まっていた高速道路の建設計画を中止、又は縮小し、その予算をうまく転用してMAX や公園を建設、大成功を治めている
2. バス路線、および運行本数の整備・・・深夜3時半まで運行 ・中心エリアは無料、乗り換 えなどにも時間内は追加料金なし
3. 中心部はトランジットモールとして整備され、商業と交通 がうまく融合している
4. シアトル同様、HOVレーン、相乗り乗車システムが導入され、各所にパークアンドライド 設備があり、無料で駐車してバスに乗り換えられる
5. GISを利用したリアルタイムバスロケーションシステムが確立し、一部の情報がバス停で 表示されている
6. オレゴン州法に基づいて、企業に公共交通による通勤を要請、企業が一括して定期券を 購入して、従業員に配布している
7. 高齢者、障害者は50セントの割引均一料金
8. 自転車の持ち込みができるほか、自転車を乗り換える際に荷物などを保管できるロッ カーが用意される
9. 通常の車高のバスでもリフトが簡単に出てくる仕掛けとなっており、車椅子等の利用も日 常的に行われている
10. ビンテージトラムが走っている
11. MAXの延伸計画が3路線で進んでいる
12. 建設計画に関しては住民が積極的に参加できるしくみがつくられている。広報活動も積 極的で6万人を対象に年、1,2回の広報誌を送っている。
Metoroというとすぐに地下鉄を連想してしまうが、これはMetropolitan= 住民の・・という意味。ポートランドでも街の開発に対して、市民が中心となった自治政府のような組織「Metro」をつくり、これが議会で承認されて以後のLRTなどの計画が実施されている。住民が自らの街の将来を考え行動する・・この点において100年は遅れているような気になってしまった。
ここで一番重要なのは市民が中心となって組織を作り承認され町の将来を考えて日こうして行っているという所でしょう。規模はぜんぜん違いますが鹿沼市民もそろそろ動かないといけないのではと思います。まず新駅の計画を中止させてその予算でもっと市民の為になる所に使えるのではないでしょうか、ポートランドのように。